ネパール人の夫と暮らす香子です。ご訪問ありがとうございます!
美肌を目指したいのは女性はだれしもですが、その邪魔をするのが肌荒れや皮膚炎。見た目もそうですが、痒みが出たりすれば、イライラしますよね。実はターメリックとマスタードは、そんな皮膚炎を改善するという実験結果がいくつも報告されているんですよ。
クルクミン効果!アトピー症状にも。ターメリック
カレーの色を作り出すターメリック。日本ではウコンとも呼ばれ、身近なスパイスですよね。実は、自然の抗生物質なんて呼ばれるくらい、パワフルな作用をいろいろ持っています。
その中心にあるのがターメリックの黄色を作っている成分クルクミン。
クルクミンは抗炎症作用によって、皮膚炎を改善させるとも言われていていくつかの実験でも確認がされています。ニキビ、乾癬、傷、日焼け、メラノーマなどの治療に有用というものです!
これは直接塗布する方法でも確認されていますし、経口でも確認されているんですよ。
クルクミンの研究結果
塗布するケースでは、乾癬のある34人の参加者に9週間にわたって塗布してもらったところ、症状が劇的に改善したそうです。他にも600人を超える被験者にクルクミンのゲルを乾癬の箇所に塗布してもらったところ、16週間後には症状がなくなったと72.2%もの人が報告したそうです。
なお、ターメリックのクルクミン含有量は1.1~4.8%と言われています。
ターメリックはアトピー性皮膚炎にも効果が期待できます。子どもだけでなく、大人もなることのあるアトピー性皮膚炎の原因は、遺伝や環境、または免疫低下によるものとさまざまです。
360人が参加した実験では、ターメリック、インド産のツボ草やウォールナッツなどを含んだ塗り薬を患部に塗ったところ、腫れやかゆみなどの症状が改善しました。また、別の化粧品メーカがおこなった実験では150人のアトピー性皮膚炎の患者に、ターメリック成分を含むクリームを4週間使ってもらったところ30~32%がかゆみが減ったと報告されています。
ホームメイドのターメリックパック
お手元にターメリックパウダーがあればホームメイドでパックを作ることもできますよ。
顔に塗ってうれしいターメリックの使い方をこちらでご紹介しています。パッチテストなどしつつ試してみてください。
食べきれないヨーグルトがあると気なんかに、香子はよくやってます。
抗炎症作用で乾癬やアレルギー皮膚炎にマスタード
マスタードはおそらく誰もが知っているスパイスですね。
ピリッと辛くツンとくる刺激があります。ホールスパイスは炒ってそのまま使えば、丸くプチプチとした食感が楽しめます。ホワイトマスタードとブラウン・ブラックマスタードなどの種類がありますが、ここではホワイトマスタードが持つ効能です。
マスタードシードは実は抗炎症作用を持っています。これが、皮膚の病気も抑える効果を持っているようなのです!
動物を使った実験ですが、マスタードシードを使う食事によって、免疫の異常により皮膚が炎症を起こす乾癬(かんせん)という皮膚病が抑えられたと報告されています。
乾癬は日本には約43万~56万人もの患者がいるそうで皮膚が赤く盛り上がってきたりする症状がある病気です。欧米に比べれば、日本の人口に占める患者数割合は低いそうですが、近年、増加傾向にあるそうです。
また、何かに触ってアレルギーで起きる接触性皮膚炎にもマスタードは効くかもしれません。これも動物を使った実験によるものですが報告があります。
皮膚炎を誘発する薬を塗布されたラットたちは、3週間の間マスタードシードを使った食事を摂るグループと取らないグループに分けられました。するとマスタードシードを含む食事を与えられたグループでアレルギー炎症の治癒が見られたということです。
あとがき
ターメリック(ウコン)は最近ではサプリメントが出回っていますね。
薬と違う感覚で気軽に試してしまうこともあるかもしれませんが、妊娠を控えている方などは特に、通常量より多い量のウコンを摂取した場合は安全でない可能性がありますので、インストラクションに従うとか、お医者様に確認を入れる等して取り入れていきましょう~。
それでは、また!
参考)PubMed NCBI PubMed PubMed MedicalToday