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食べ物で免疫を上げよう!有名医大もお勧めのスパイス5選!

ネパール人の夫と暮らす香子です。母国を離れて日本で暮らす夫のためにスパイス料理を勉強し始め、今ではスパイスを使わない日がない毎日。スパイスは使ってみると料理の幅を広げてくれるだけでなく、なんだか健康度も上がりました。そこでスパイスの本を20冊読みあさり、Harvard Medical Schoolなどの専門サイトからも情報収集してみると、スパイスって実は生薬!ということで健康効果をご紹介しています。

「スパイスはカラダにいい」これは、なーんとなく昨今知られていることです。でも、どこか不信感をもっていませんか。でも、有名な大学もその効果を検証するなど注目が集まっています!
この記事では、コロナ渦の統計などがTVでよく紹介されているジョンズ・ホプキンス大学という、アメリカの有名医大が提示する5つのスパイスを、その効果とともにご紹介します。

COVID-19で急増するスパイス需要

COVID-19が引き起こした現象の一つに、インドのスパイス出荷量が激増したことがあるのをご存じですか?2020年の6月には292ドルから359ドルまで伸びています。スパイスの抗酸化作用・抗炎症作用で免疫を改善しようということで需要増しているのです。

参考)the times of india

本当にスパイスってカラダに良いんでしょうか?漢方とも共通するものも多くあり、実際古代かあ薬として使われて来てもいるけど、「現代医学的にどうなのよ」とちょっと疑いますよね。

ところが、COVID-19の世界の感染者状況などの情報の出典元としてよく目にする「ジョンズ・ホプキンズ大学」もスパイスを免疫を高めると紹介しているんですよ。「ジョンズ・ホプキンズ大学」は、世界屈指の医学部を有するアメリカ最難関大学の一つで、ノーベル賞受賞者を何人も輩出しています。

その大学の発表しているなかに、「世界中の台所にある100以上のスパイスはみんな濃厚な抗酸化剤」というものがあります。しかも、その中のいくつかは他よりも優れた薬効が研究対象となっているんです。

これは、すごい信ぴょう性の高い情報ですよ。

 

ネパール人夫ラム
ネパール人夫ラム
スパイスを日常使いしている者としては、とてもうれしい情報。実際、ネパールやインドでは、現在もスパイスはホームレメディとして使われています。

さらにうれしいのは、スーパーなどで手に入る身近なスパイスで事足りること。

スパイスのエキスから作った高級なサプリメントである必要はなく、台所にある日常使いスパイスでよいというのは、継続的に無理なく使えるということです。

お菓子作りやドリンクで取り入れることができるのは、大きいことですよ!

 

ネパール人夫ラム
ネパール人夫ラム
サプリメントの場合、凝縮されているので、インストラクションに従わないと過剰摂取もしやすいので注意が必要です。

 

ジョンズ・ホプキンス医大がおススメのスパイス5つ

ジョンズ・ホプキンス大学が挙げる5つのスパイスについてご紹介します。

シナモン

コレストロール値や血糖値が気になっているヒトはシナモンを積極的に使うと良いかもしれません。シナモンは高血糖予防、特に2型の糖尿病には効果があると言われています。

また、糖尿病がリスクを高める血管疾患にもシナモンが有効です。健康な血管は健康の重要なキーと昨今言われています。「毛細血管ゴースト化」という怖い現象をシナモンが防いでくれるという実験結果も得られていますから、心強いですね。

最近、急に老けたな‥と感じる方は、血管のゴースト化が進んでいるかもしれないですよ…

https://setyukoblog.com/spice-cinnamon-benefits2/

 

シナモンパウダーはとても気軽に使うことができます。ヨーグルトやホットミルク、トースにふりかけたりしてみるだけでいいんですから。

ただし、スパイスは薬ではないので、薬とは別に、また持病を抱える方は主治医の方に確認しながら摂るのがおススメです。

 

【シナモン効能】強力な抗酸化・抗炎症・抗菌性で風邪予防から血糖値改善まで!甘くエキゾチックな香りのシナモン。カプチーノやドーナツなどにふり掛けられて、かなり身近なスパイスの一つ。さまざまな健康効果が期待できるこのスパイスは、古来から生薬として利用されてきています。特に最近では、血管の健康に効果があることが言われていますが、それ以外にも中高年にうれしい効能が期待できます。日常使いしていきたいスパイスの一つです。...

 

ターメリック

ターメリック、つまり、ウコンと言えば「肝臓によい」と言われてきました。でもターメリックの効能はそれだけではありませんよ。

高齢化社会は進行するばかりの日本。自分が要介護にならないようにと日々祈るばかりなのです‥そんな心配を抱えている同年代、40代、50代の皆さん!ターメリックで予防できるかもしれません。

ターメリックの持つカラダに働く物質は次の二つ。

  • クルクミン。ターメリックの黄色成分。抗炎症作用に優れていて、認知症の要因の一つと考えられるアミロイドβの蓄積を予防することが確認されています。
  • ターメロン。香りの元の成分ですが、ターメロンも脳の免疫を保つのに重要な細胞が増殖することが確認された実験があります。

 

ターメリックはガン治療の化学療法と併用とすると効果があるという研究結果もありますから心強いです。

【ターメリックの健康効果8つ】天然の抗生物質は糖尿病や高血圧予防だけでなくアルツハイマーやガンにも今から4年後の2025年には、人口の10%以上が認知症やその予備軍になると言われる日本。そして2017年のインターネット調査では40代以上の70%近くが、物忘れを実感していると言います。 そこでおススメしたいスパイスがターメリック!ある調査によると、ターメリックが含むクルクミンという成分が脳の活動を活発にする可能性があることがわかっています。...

ターメリックを摂取するには、カレーが手っ取り早いですが、ドリンクでも簡単に摂れます。

 

ショウガ

ショウガは、芯からカラダを温めてくれる健康食として昨今注目されていますよね。一方で、アジアの各伝承医療ではショウガが胃の調子を整える薬として使われています。

 

ネパール人夫ラム
ネパール人夫ラム
インドやスリランカ、ネパールのアーユルヴェーダでは、健全な消化は健康の中心にあるとされています。栄養吸収の問題でだけではなく、感情にも大きな影響があるためです。

西洋医療でも、ショウガは妊娠時のつわりにより吐き気も、抑える効果が確認されています。

ショウガにも抗酸化作用は認められており、おろしたショウガハーバード大学医学部でも「毎日とりたいスパイス」として紹介されています。

参考)HARVARD MEDICAL SCHOOL

紅茶を作るときにおろしたショウガを入れるなど、簡単に摂ることができることができるので日常に取り入れてみてください。

【ショウガ効能】加熱がカギ!体を温めて消化を促し、殺菌!鎮痛効果もショウガの健康効果についてご紹介しています。 スパイスカレーにも絶対に欠かせないショウガは、インドの伝統的なアーユルヴェーダ医療で...

 

ニンニク

ニンニクは滋養強壮の食材のイメージがありますが、心臓系疾患にも良いってご存じですか?

動脈硬化といえば、中年以上の病気という響きですが、これは血管の老化が引き起こす症状です。老化して血管が固くなって弾力が失われていくと、詰まりやすくなるってことですね。

ニンニク独特のにおいの元「アリシン」という成分が動脈硬化を予防し、血液をサラサラにする効能を持つと言われています。

香子
香子
手術や歯の治療の予定があるようなときは、ニンニクを食べるのは注意した方がいいくらい効果が強いんだそうです。

 

ニンニクがアテローム性動脈硬化の進行を遅らせることを示す研究結果もあります。

香子
香子
特に女性で効果的だったそうですよ

参考)National Center for Complementary and Integrative Health

スパイスカレーではニンニクは必須スパイス。ぜひ、ニンニクパワーのためにもカレーを食べましょう!

 

唐辛子(カイエンペパー)

カイエンペパーは非常に多くある唐辛子の種類の一つ。もともとは特定の地域で獲れる唐辛子を指していましたが、今は唐辛子に汎用呼称として使われています。

唐辛子の焼けるような灼熱間のある辛さは抗炎症作用を持つ証拠。口の中や皮膚についても熱く感じるのは、感覚神経に直接作用するためです。
これは唐辛子に含まれるカプサイシンの働きで、炎症を抑えることから、関節炎や身体にできる潰瘍の痛みを弱めることが確認されています。

ニンニクは加熱しても、そのホットな辛さは弱まることはないので、注意して料理に使ってください^^

 

スパイスで医食同源ご訪問ありがとうございます!ネパール人の夫と暮らす香子です。 一番確実なスパイスの健康効果は「減塩」 本格的なスパイス料理で...

 

あとがき

5つのスパイスはすぐにでも手に入れることができるものばかり。スパイスは薬ではないので、すぐに効くということはないですが、日々取り入れることで免疫があがるかもしれません。

それでは、また!