ブログ訪問ありがとうございます。スパイス香子です。
口臭気になってませんか?以前、口臭といえば、他人の口臭でしたが、マスク着用が常態化した今は自分の口臭が気になるヒトが多くなってるそうです。そんなときにおすすめしたいスパイスがあります。どれもカレーに使われることも多いスパイスです。
それがですね!口臭に効果が期待できるスパイスがあるんです。この記事では「口臭と言えばこのスパイス!」と言われる5つのスパイスをご紹介します。
口臭の原因は腔内環境
まずは口臭の原因をちょっと探りたいと思います。口臭は生理的口臭と病的口臭に分類できます。
口腔内の汚れや唾液の減少によるのが生理的口臭で、口の中に残った食べ物のカスなどによって細菌が増殖し、口臭を発生させます。病的口臭は歯周病とか虫歯とかが原因の場合をいいます。
スパイスがなぜ口臭を抑えることができるかは、まさにこの二つへの効果が期待できるからなんです。
スパイスで口臭対策できる?
スパイスは大きく4つの作用を持ち、最大の作用は「香りづけ」です。「じゃあ香りで口臭をごまかすの?」と思うかもしれませんが、そうではないんです。先にお伝えしたようにスパイスが持つ抗菌作用や唾液促進作用によって、消臭することが期待できるんです!
次に紹介するスパイスはその代表格。これらのスパイスには古代から口臭予防のために使われてきたものもあり、なが~い実績があります。
意外なことにスパイスカレーに使われるスパイスたちだったりしますが、口臭対策では、ホールの状態(スパイスの原形)でスパイスをに口に含んで、噛んでみてください。
クローブ
強い抗酸化・抗菌作用のあるオイノゲールという成分を含んでいるクローブは、古代エジプトでは防腐剤としてミイラと一緒に入れられたくらいなんです。
現代では、「歯医者さんのスパイス」とも呼ばれるほど、歯と関係の深いスパイス。
歯科でよく使われる虫歯の治療薬には、クローブの精油を成分としたものもあります。
紀元前の中国では、皇帝の前に出る時は、口の中にクローブを含み口臭を消すという習慣がありました。
シナモン
甘い香りでスイーツによく使われるスパイス。でも、これは香りだけで甘い味を持っているわけではありません。
いわんや、シナモンは多くのスパイスの中でも強い抗酸化作用や抗菌性を持つと言われます。
強い抗菌が口臭に一役買うという研究結果があるくらいです。
アメリカではシナモンを含むガムも流通していて、デンタルケアでシナモンで作られた爪楊枝やデンタルフロスもあるんです。
カルダモン
最近ではスパイスを使ったミルクティ「チャイ」でも知られるようになったカルダモン。「香りの王様」の異名を持ちます。
カルダモンはもっとも古くから使われてきたスパイスの一つで、古代ローマやギリシャでは口臭ケアに使われていた記録が残っているんですよ。
カルダモンの口臭への効果は、その花のような華やかな香りでごまかすのではありません。抗菌作用によって唾液内の細菌の数を54%減らしたという研究結果があります。
また、現代でもアラブやインドでは食後にカルダモンの種で口臭ケアをする習慣があります。
ターメリック
ターメリックは病的口臭に効果が期待できます。
日本では「ウコン」と呼ばれ「二日酔いに効く!」というイメージが根強いですが、実はそれだけではありません!「天然の抗生物質」なんて別名も持つほど、優れた抗炎症・抗酸化作用が期待できます。
胆汁分泌を促進する効果だけでなく、アルツハイマーなど脳の病気を防ぐ効果なども最近では確認されつつあります。でもここで紹介したいのは‥!
大阪歯科大学とSARAYAという企業の共同研究。ターメリックの黄色成分のクルクミンが歯周病菌(Pg菌)の増殖・バイオフィルム形成を抑えるという実験結果が得られています。
唾液内の細菌の数を54%減らしたという研究結果があるんですよ。
フェンネルシード
インドレストランに行ったときにレジの横に「ご自由にどうぞ」と置かれているエスニックな香りのする種みたいなもの見たことないですか?
あれはフェンネルシードです。
フェンネルシードは、クミンと同じセリ科の植物。日本ではあまりなじみのないスパイスかもしれません。葉はハーブとして、魚料理などに添えられることはありますね。
そのフェンネルが唾液を増やすことでプラーク(歯垢)や虫歯を回避する効果があると確認された実験結果があります。
あとがき
いかがでしたか?
スパイスというとスパイシー(辛い)というイメージがあって、口臭予防するなんて期待もしていない方も多いと思いますが、カレーにも使われてるスパイスが実は口臭を抑えてくれるなんてビックリですよね。
カレーを食べた後残っている香りの多くはニンニクやショウガなど。ニンニクの香りは、牛乳やヨーグルトで抑えることができますので、食後に口直しにしてしてみてください。
それでは、また!
参考)e-ヘルスネット