ネパール人の夫と暮らす香子です。夫の食文化から毎日スパイスを使っており、その健康効果を紹介したく、ブログを運営しております!
40代後半くらいからついにやってくる更年期!わたしの母は更年期にメンタルの不調に苦しんでいました。落ち込みがひどかったり、イライラしたりとつらい日々が続いていたそうです。わたしは一切ないのが不思議だな‥と思っていたのですが、もしかしてスパイスのおかげかも!
なぜなら、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」を増やすことでメンタル不調の改善は期待できるんですが、知らず知らずのうちに、セロトニンを増やすスパイスを毎日摂っていたんです。それは、ターメリックとサフランです。
うつ症状とセロトニン
うつ症状の明確な原因は、セロトニンやノルアドレナリンといった脳内の神経物質の働きが慢性的ストレスで悪化することが原因と考えられています。
女性ホルモンの分泌が減るとセロトニンも減るんだそうです。
そのために更年期を迎えると、メンタルの不調が起きやすくなるんですね。
セロトニンは規則正しい生活、適度な運動、ストレスのない生活を送ることで増加すると言われます。
それに加え、香子がおススメしたいのが、次にご紹介するスパイス2つをつかった毎日の料理!ターメリックとサフランはセロトニンの量を改善することが、近年の研究で報告されているんですよ。
ターメリック
キレイな黄色をしたターメリックは日本ではウコンとしておなじみのスパイス。医薬品としての歴史が実は長く、近年、その薬効の研究も進んでいます。
ターメリックはきれいな黄色をしていますが、この主な成分のクルクミンは機能成分として、強い抗酸化作用の他、抗炎症、鎮痛効果などが、多くの研究で報告されています。そして、この成分が軽症から重症まで広く、うつ症状を改善することも報告されています!
2017年の実験ではサフランと一緒に摂すると効果的でした。別の研究では抗うつ剤の働きを促すことが確認されています。これは、先に紹介したクルクミンがセロトニンの量を改善するためです。すばらしい!
一方、ターメリックが含む別の成分ビサクロンは、酸化ストレスの抑制機能が示唆される研究結果も報告されています。
参考)
healthline
WebMD
ターメリックはそれ以外にも本当にいろいろな健康効果が期待できるスーパーフードです。
ターメリックを気軽に使うことができるおススメレシピはこちら。
サフラン
サフランは明るい色を出すスパイスです。アヤメ科の花の赤く長い3本のめしべ部分をスパイスとして使います。わずかな量しか取れないため「世界一高価なスパイス」とも呼ばれるんですよ。
ターメリックと同じ黄色を出すスパイスですが、例えばスペインのパエリアの黄色はサフランの色です。
このサフランが気分の落ち込みを改善するんですが、そのメカニズムの1つが、セロトニンの伝達量を増加させること!
ある実験では被験者を、サフランを摂取するグループと偽薬を摂るグループに分けて、セロトニン量を比べたこの実験では、サフランが脳内のセロトニンが増えていたことが確認されたんですよ。すごいですよね。
気軽にサフランを摂り入れるレシピはこちら。
あとがき~簡単レシピ
いずれも科学的エビデンスとしてはまだ研究の途中と言え、抗うつ剤の代替にはできませんので、その点はご留意くださいね。
どちらもご飯を炊くときに入れてゴールデンライスを作るのが一番使いやすいです。ちなみに、ターメリックは油溶性、サフランは水溶性です。ターメリックを使うときは油も一緒に入れると溶けやすいですよ。
当ブログでは、ターメリックを使った「ゴールデンミルク」をご紹介していますが、サフランも牛乳と相性がよいので、アレンジしてみるのもよいですね。
それでは、また!