ご訪問ありがとうございます。ネパール人の夫と暮らす香子です。
スパイスを日常的に摂るようになって料理の幅が広がっただけでなく、健康度も上がりました。その経験からスパイスついて健康効果を中心にご紹介しています。スパイスは香りで料理をおいしくしますが、健康効果を考えてレシピを考えるのも楽しいものです。このレシピは、頭皮によいスパイスを使っています。また、ピーマンは種も一緒に調理すればピラジンという育毛・発毛に良い効果が期待できますよ!
スパイスのポイント
◆フェヌグリークシードは、鉄分とタンパク質、フラボノイド、サポニンを豊富に含んでおり抗酸化作用以外にも、抗真菌作用が期待できます。そのことから頭皮を清潔に保って健康な髪の毛を育てると考えられます。
◆ニンニクは、UVによる老化からケラチノサイト(角化細胞)を守ってくれます。ケラチノサイトは、端的には皮膚や髪の毛を作る細胞です。ケラチノサイトを増やすことができれば抜け毛防止や育毛が期待できます。
◆ターメリックは、抜け毛や切れ毛、白髪を増やすAGEs(終末糖化産物)の形成や誘発を阻害すると考えられるクルクミンを含んでいます。
【材料:2人分】
具材 | 玉ねぎ中…1個 トマト中…個 ジャガイモ中…1個 ピーマン中…3個 |
スパイスなど | サラダ油…大さじ2~3 ニンニク…ひとかけ ショウガ…ニンニクと同量 (テンパリング用) フェヌグリークシード…小さじ1 クミンシード…小さじ1 (途中で投入するスパイスA) ターメリックパウダー…小さじ1 コリアンダーパウダー…小さじ1/2 クミンパウダー…小さじ1/2 チリパウダー…小さじ1/2(お好みで) 塩…小さじ1(お好みで)水…カップ1 |
具材とフレッシュスパイス、スパイスの準備とジャガイモの下茹でします
1、玉ねぎは粗目のみじん切り、トマトは1㎝くらいに乱切りします。ジャガイモとピーマンは一口大くらいにカットします。
ニンニクとショウガはすっておきます。スパイスもお皿に準備しておくと、段取りよく進められます。
(写真では紫玉ねぎを使っていますが、普通の玉ねぎで問題ありません。)
2、ジャガイモは電子レンジで3分ほど加熱しておきます。(鍋で少し火が通るくらいに茹でててもOKです)
フェヌグリークを焦がしていきます
1、鍋を中弱火にかけて油を入れ温まったらフェヌグリークシードを入れます。(いわゆるテンパリング)。最初跳ねるので、浅い鍋の時は気をつけて下さい。
2、ネパールカレーではフェヌグリークは焦げるまで熱して苦味を飛ばします。この写真くらい真っ黒になるまで熱します。
3、クミンシードも入れて少しブラウンになる程度加熱します。
玉ねぎから炒めていきます
1、強めの中火にして玉ねぎを入れて、少しブラウンになるまで炒めます。
2、玉ねぎが少しブラウンになったら弱火にし(ニンニクとショウガは焦げやすいので、火を弱めます)、ニンニクとショウガを投入して混ぜるようにして1~2分炒めます。ニンニクとショウガもブラウンになればOK。
3、下茹でしたジャガイモを鍋に入れて焦げないように玉ねぎとなじませながら3,4分炒めます。
4、ジャガイモにだいたい火が通ったら中火にして、トマトを入れてつぶすようにして炒めます。
5、トマトがほぐれたら、Aのスパイスを入れてよく混ぜて弱火にしてフタをして1分蒸し煮にします。
6、フタを開けるとグレイビーなトマトの出来上がり。
7、水をカップ1入れて強火にして1分ほど煮込みます。
8、フタをして5分ほど蒸し煮します。途中でフタを開けてかき混ぜてください。
9、フタを開けて味見して塩加減が足りなければ塩を追加して混ぜたら、ピーマンを入れてなじませます。
10、フタをして5分ほど蒸し煮します。途中でフタを開けてかき混ぜてください。
11、ピーマンにしっかり火が通ったら完了です!
あとがき
フェヌグリークはメープルシロップの香りと苦味を持つスパイスです。日本ではあまりメジャーではないのですが、そのおいしさを知れば病みつきになること間違いなし。料理に香りだけでなく旨味も加えてくれます。
ピーマンのカレー炒めもフェヌグリークのうまみを生かしたレシピになってます!
どうぞお試しください~。それでは、また!