ブログご訪問、ありがとうございます。スパイス香子です。
ネパール人の夫と暮らすようになり日常的にスパイス料理を作り、食べる用になって健康度がアップしたわたし。実際調べてみるとスパイスはいろいろな効能を秘めていることがわかりました!そこでブログでご紹介しています。
オールスパイスは、ミックススパイスみたいな名前だけど、一つのスパイスの名前です。
いろいろなスパイスの香りが混ざった深みのある香りで万能な調味料。いろいろな料理に使うことができます。香りはクローブに似ているけど、シナモンとナツメグの香りも持っています。香り成分は、ほとんど皮に含まれています。
フトモモ科 | |
原産地 | ジャマイカ |
利用部位 | 種子 |
別名 | 百三胡椒、三香子、ジャマイカペッパー、クローブペッパー、ピメンタ、ニュースパイス |
オールスパイスの特徴
オールスパイスの香りはクローブに似てる
オールスパイス、つまり「すべてのスパイス」という名にふさわしく、料理にもお菓子とも相性もよく、他のスパイスとも相性がよい万能なスパイスです。
コロンブスがジャマイカで発見したスパイスで、クローブ、ナツメグ、シナモンがミックスされたような複雑な芳香です。この3つは世界の「三大スパイス」です。
食用以外にも香水や化粧品などの香料に使われます。
クローブ、ナツメグ、シナモン、オールスパイスいずれにも「オイゲノール」という成分が共通しますが、特にオールスパイスとクローブは精油の多くがオイゲノールになってます。
- オールスパイス:60~70%
- クローブ:70~85%
オールスパイスの形はコロンとカワイイ
オールスパイスの別名の一つ「ジャマイカンペッパー」は、オールスパイスの見た目が黒コショウに似ていることからついたもの。丸くコロンとして可愛く、まるで小石のようにも見えます。
スパイスとしてのオールスパイスは、樹から完熟していない青実を収穫して、赤褐色になるまで天日干しにして作られます。
樹についたままで熟した実は紫色になって香りはほとんどなくなってしまうそうです。
ホールタイプのオールスパイスを手に取ると、表面はツルっとしてはいません。すこしゴワゴワしてますが、これは中に油を含む細胞があるからです。
そう、オールスパイスの香りは、ほとんどがこの皮に含まれているんです。
オールスパイスの効能
抗酸化物質やビタミン、ミネラルなどを含むオールスパイスは、その健康的な可能性について研究されているスパイスの一つです。オイゲノールは特に、吐き気解消や鎮痛効果
抗酸化作用などいろいろな効果が期待できます。
- 吐き気を止める
- 抗真菌作用
- 鎮痛効果(歯痛とか)
- ホットフラッシュなどの更年期症状
- ガンの成長を遅らせる
オールスパイスはホールタイプとパウダータイプ、どちらがよいか?
オールスパイスは、ホールタイプとパウダータイプが流通しています。
パウダータイプは(他のスパイスそうですが)、香りが揮発しやすいため、風味を失われやすいです。密閉してちゃんと保管する必要があります。
ホールタイプは、ほぼ無期限に香りが持ちますので、常備するならホールの方がおススメです。使うときはパウダー状にすることがおススメですので、自家製パウダーを作ります。
作り方は次の章でご紹介してます。
スパイスの保管方法につては、どのスパイスについても同じ法則があります。湿気、日光、熱から守ること。
詳しくこちらでご説明していますので、よろしければ読んでみてください。
オールスパイスはつぶして乾煎りして香りを引き出す
オールスパイスの香りは、種子の皮(殻みたく固い)の中に詰まっています。
ホールタイプのオールスパイスをすり鉢などでつぶしてから、フライパンで乾煎りすると、香ばしい香りが加わります。130~180度くらいで乾煎りします。
つぶすときは、オールスパイスの種子は殻がちょっと固いので、叩くようにつぶします。
オールスパイスを気軽に使う方法
甘みのある野菜と使う
トマトやサツマイモなど甘みのある野菜と使うと、その素材の甘みを引き出す効果があります。
肉の臭いけしに
肉の臭いけしの効果がありますので、例えばミートボールやロールキャベツに使う肉にオールスパイスのパウダーを加えてつかうのはおススメです。臭いが抑えられ、さらに外国風の仕上がりに。
鮮魚のカルパッチョやマリネに
ホールタイプのオールタイプを粗目につぶして、オリーブ油+酢(ビネガー)に加えてドレッシングを作ります。
ここに鮮魚を漬け込んでみると、さわやかでおいしいですよ!
焼き菓子や果物などに甘いもの使う
クッキーの生地や、プリンなどに一つまみ入れるとエキゾチックな風味になります。
また、リンゴや洋ナシなどのジャムを作るときにオールスパイスのパウダーを一つまみだけ入れて風味に厚みを出します。
あとがき
シネオールからくるユーカリのような薬っぽい香りもします。クローブも同じですが、クローブよりも刺激が少ないです。痛みどめ効果を期待して、歯痛のあるときなどに口に含んでみるのもおススメです!
それでは、また!