雑記

1日3杯の紅茶で病気を防ぐ?1日1杯からでも期待できる紅茶の効能がすごい!

みなさんは、コーヒー派ですか?紅茶派ですか?しぶく緑茶派ですか?

香子は、ネパール出身の夫の影響で紅茶を家でよく飲むようになりました。
それまではコーヒー派だったんだけど、紅茶の方がやさしい風味で今ではすっかり気に入ってます。風味だけじゃなく、紅茶は、いろいろと効能も期待できるんです。

1日3杯の紅茶で病気を防ぐという調査結果も得られていますよ!

”発酵”によるお茶の種類

日本では”お茶”と言えば緑茶ですが、世界的には紅茶人口の方がよほど多いですね。その緑茶と紅茶、そしてウーロン茶も、実はみんなカメリアシネンシスという同じ仲間の植物の葉から作られています。

では、何が違うかというと作られる工程での発酵度の違いで名前が違っています。

 

緑茶は不発酵
茶葉を、蒸したり、釜で炒ったり、天日で干すなどして加熱して、茶葉がもつ酸化酵素の働きを止めて作られます。

ウーロン茶は半酸化発酵
次の紅茶の製造過程の発行を完全にさせる前に止めて作られます。発酵度合いにより、白茶、黄茶、青茶に分類されます。

紅茶は完全酸化発酵茶
紅茶は茶葉に含まれる酵素で酸化発酵して作られます。茶葉をある程度乾燥させて揉み込み、高温多湿の発酵室などの環境で、完全に発酵させます。その後、再び乾燥します。

黒茶は後発酵茶
いったん、緑茶や紅茶に加工したお茶を改めて微生物の働きで発酵させます。中国南部の雲南省で多く生産されます。

 

そもそも”発酵”って何?

”発酵食品がカラダにいい”なんていうのは、もはや常識ですが、そもそも発酵って何でしょうか?

実は科学的には腐敗と同じですですが、人間のカラダに有益なものを発酵、そうでない場合は腐敗と呼ばれます。

いずれも”微生物”が作用しています。

ですが、

 

先の紅茶やウーロン茶の”発酵”には微生物は介在しません。

葉にもともと含まれる酵素による”酸化発酵”を”発酵”と呼んでいます。
(黒茶は微生物が介在します)。

タンニン(カテキン類)が、お茶自身が本来持つポリフェノールオキシダーゼなどの酸化酵素により、酸化重合されて、テアフラビン、テアルビジンといった紅茶の成分に変わることを”発酵”と呼んでいます。

 

酸化発酵で作られる紅茶ポリフェノールがすごい

酸化発酵した茶葉には、紅茶ポリフェノールという成分が作られます。

 

香子
香子
これが近年の研究で、さまざまカラダに良いことが分かってきました。

 

紅茶ポリフェノールの成分で健康に良いと、よく挙げられるのがこの3つ。

ネズリー
ネズリー
フラボノールとカテキンは、耳にしたことありますね。
  • フラボノール
  • テアフラビン
  • カテキン

 

エビデンスも得られている効能をご紹介しますね。

 

心臓病やガンのリスク低減

1日3杯以上の紅茶で、フラボノールの働きで冠動脈疾患(心臓病)のリスクが低減することがある研究結果で分かっています。ガンのリスクを低減することも分かりましたが、大腸ガンに対しては効果があるとまで言える結果は得られていないそうです。

参考)European Journal of Clinical Nutrition

別の研究では、1日3杯以上の紅茶摂取で、心臓発作のリスクも抑えられることも分かっています。

参考)Harvard Public of Health

 

高血圧の改善

紅茶のフラボノールは血圧を抑える効果も認められています。

血圧が115から150のヒトが、毎日の紅茶3杯を6か月間継続した結果、平均2から3下がったそうです。
参考)WebMD

 

「たった、2か3?」と思うかもしれません。

 

あなどることなかれ!

高めの血圧は多くの大病の原因になります。
血圧を少しでも低くできれば、心臓病や心臓発作などのリスクを7%から10%も下げることができるそうですよ。

 

アルツハイマー型認知症リスクを抑える

最近の研究では、紅茶フラボノールの抗酸化作用がアルツハイマー型認知症リスクを低くする効果があることも発表されています。

参考)EurekAlaert!

12年以上にわたるシンガポールの研究では、毎日1杯の紅茶で、認知症リスクが50%低減したそうです。なお、これは緑茶でも同じ結果が期待できるとのこと。

参考)MailOnline

 

肥満防止

紅茶の赤色の元は、紅茶フラボノールの成分テアフラビンによるものです。

このテアフラビが、脂質の消化吸収を抑え、肥満防止につながると言われています。

わたしたちが食べた脂は乳化されて初めて、消化吸収されます。すると脂肪となって蓄積されます。ところが、紅茶に含まれるテアフラビンがその乳化を妨げることが分かっています。さらに、脂質分解酵素の働きも阻害することが分かっています。

参考)Taylor Francis Online

 

ちなみに、コレストロールの排出効果は、未解明

カテキンは渋みを表すタンニンの一種。緑茶にも含まれます。

カテキンは、血液中の抗酸化性を高める効果があります。

これが、食事で摂取したコレステロールをカラダが吸収しようとする働きに作用し、カラダの外へ排出させる効果を持っていると言われます。

ただ、いろいろ調べたところでは、実際、これがエビデンスとして得られている研究結果はずいぶん少ないようです。

参考)Harvard Public of Health

 

夏においしいカクテルティーのご紹介

暑い夏にはホットティーより、やっぱりアイスティーですよね。ここでは夏にぴったりなカクテルティー紹介します!

香子
香子
葉っぱの美しい水色と華やかな紅茶の色が美しいシトラスジャワアイスティーです。

シトラスジャワティー Recipe

  • ジャワティー:ティースプーン山盛り1
  • 熱湯:120㏄
  • フレッシュミント:少々
  • ライムのスライス:適量
  • 氷:適量

作り方

  1. ジャワティをポットに入れて熱湯(沸したて!!)を入れて、2分ほど蒸らします。
  2. グラスに氷をぎっしり入れて、茶こしを通してお茶を注ぎます。
  3. ミント、ライムのスライスを添えます。

ライムの他、レモンやオレンジでもおいしいです。ジャワティーは渋みが少ないので、濃い目に入れるのをお勧めします!

 

それでは、また!