雑記

【ネパール料理ご紹介】バッファローも食べちゃう!でもカレーはありません

最近「ダルバート」なんて聞いたことないですか?

ネパールの国民食です。日本にお住まいの方も、近所に少なくとも1軒は「インド・ネパールレストラン」があると思います。でも、そこで出されてるのは多くの場合”インド風”料理で、ネパール料理ではないことが多いです。

ということで、当記事ではダルバートをはじめとするネパールの食卓風景をご紹介をさせていただきます。

ネパール料理は日本人向き

まずはインド料理に食らべ、ネパール料理が日本人になじみやすいと言うことからお伝えしたいと思います!

ネパールとインドは隣国です。両方とも多くの人がヒンドゥー教を信仰していることからも文化や食文化も似たところが多いです。

でも、ネパール料理とインド料理は決定的に違うところがあります。相対的な違いですが、次の3点の違いからインド料理よりも、ネパール料理は日本人にやさしい料理といえます。

ネパール料理が日本人に向いている理由!

  • 使う油の量
  • 使うスパイスの量
  • お米が基本

当ブログのネパールレシピをベースにしたカレーのレシピを見ていただくと「おもったよりスパイス使わない」って思う方もいると思います。そう、量はあまり使いません。
一方で、インドの作り方を見ていると同じような料理でも倍以上のスパイス使います。油も。
また、ネパールには「ナン」はありませんがロティをはじめとする粉ものパン的なものはありますが、基本はお米です。

次でご紹介するように「一汁三菜」に似た構成で、お米で食べるというところがとても日本人に向いていると思うのです!

 

ダルバート+タルカリ+サーグ

わたしの夫の母国ネパールの夕ご飯は、圧力釜のシューッ!という音から始まります。この音は”ダール”を作っている音。 ダールは、どこの家庭でも作る食事の一品で豆のスープです。

ネパールは、超多民族国家です。国土は北海道より少し小さいぐらいとかなりの小さいですが、60以上の民族がいます。そして、その民族ごとに 食事が違います。でも、どの食卓にも共通するのがダールスープとご飯、タルカリ、野菜の炒めもの構成。

ネパール人夫ラム
ネパール人夫ラム
日本の一汁三菜に似た感じですよね?

並べるとこんな感じです。おいしそ~!

【ネパールの定食セット】

下から

  • ご飯(バート)
  • 青菜の炒めもの(サーグ)
  • ピクルス、お漬物類(アチャール)
  • 豆スープ(ダール)
  • おかず類(タルカリ)
  • ヨーグルト(ダヒ)
ダルバート

 

香子
香子
うちの夫は、ここにフレッシュなトウガラシとかレモン、これまた玉ねぎを添え、箸休めにして時々かじってます。怖いっす。
箸休め
ネパール人夫ラム
ネパール人夫ラム
刺激があっておいしいんだよ~

このあとは「タルカリ」と「アチャール」を詳しくご説明しますね。

 

タルカリとは?

カレーとは違う

上の方で「タルカリ」と一言で書いたのですが、このタルカリが奥が深いんですよ。”タルカリ”って言いながらたくさんの種類があるんです。

大きくはソースのタイプで3つに分類できます。

タルカリのタイプ

  • 汁気が多いジョールタイプ
  • 濃いグレイビーソースがあるタイプ
  • 汁気のないタイプ

最初の頃「タルカリ」の立ち位置を理解するのに時間がかかりました。だって、例えば「今日は、インゲンのタルカリよ!」とか「今日は、オクラのタルカリよ~」と「○○のタルカリ」と言う形で登場するんです。

炒めモノかと思うと、汁気があったりして日本のカレーみたいに見える時もある。

調理の方法を見てて行きついた私の理解は、日本人がダシや醤油をだいたいの料理に使うのと同じように、スパイスを使って作る「おかず」ということ。

香子
香子
ダシは風味を出してくれるもの。ネパールではそれをスパイスで出している…という結論。
ネパール人夫ラム
ネパール人夫ラム
外国人の人には「カレー」って説明しちゃいますけどね。

そう…「外国人にはカレーと説明する」というように、「カレー」はローカルのコトバではないです。「インドには実はカレーはない」なんて話聞いたことありますよね?同じく、ネパールでも「カレー」という言葉はありません。外来語です。

タルカリは英語圏のコトバでいくと「カレー」にあたりますが、日本語では「おかず」と捉えると良いと思います!

 

 

お肉カレーの中心はチキンとバッファロー!

次にタルカリで使われるお肉について、ご紹介したいことがあります。

ネパール人の多くはヒンドゥー教を信仰しています。そのため牛肉は食べません。そのためお肉系のタルカリの中心は、鶏肉とバッファロー肉(!)になります。鶏肉が一番お手軽なお値段です。そしてとにかく新鮮です。こんな感じで店の奥ででさばいたものが売っています。

香子
香子
お店の前にはだいたい野良犬がたむろっておこぼれを待ってます。

 

わたしはネパールの実家で豚肉は食べたことないですのですが、こんな感じで豚さんも…新鮮なものが手に入ります。

現地では”バフ”と略され、豚肉よりも食卓に上るのがバッファロー。つまり水牛です。

 

香子
香子
夫に「バッファローも日本語ではウシ扱いなんだけど、牛肉禁止のヒンドゥー教では食べていいの?」と聞いたら、「バフはウシではない!」と怒られましたw

なお”バフ”こと、バッファローは、ウシほど臭くなくなかなか美味です。日本では手に入らないですよね‥‥見たことない。なので日本のネパール料理屋さんではラムやマトンを代わりに出してるみたいです(といっても実はヤギ肉だったりする)

 

アチャールとは?

箸休めのような、お漬物のような存在の「アチャール」にもいくつかの種類があります。

アチャールの種類

  • スパイスとオイルで野菜を和えるタイプ
  • スパイスとオイルとで干し野菜を漬け込んみ発酵させるタイプ
  • つぶしてしまってディッピングソースのようにするタイプ

最初の二つは、まさにお漬物に似たコリコリとした歯ごたえが楽しいです。

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最後のものはほとんどソース状態。
ネパール料理の「モモ」(餃子)には、トマトをベースとしたディップタイプのアチャールが添えられています。

 

あとがき

いかがでしたか? 遠いネパールという国について少しでも興味を持っていただけると、家族がいる身としてはうれしい限り。

当ブログでは「タルカリ」に当たるものを、スパイスカレーと呼んでレシピをご紹介しています。決して難しいものではなく、スーパーで手に入るスパイスで作ることができます。スパイスがたくさんでカラダにも良いので、ぜひおすすめです。

それでは、また!