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【クローブ】オレンジとはゴールデンコンビな強い特徴的な香り!そのまま噛めばミンティアいらず!

ネパール人の夫と暮らす香子です。

母国を離れて日本で暮らす夫のためにスパイス料理を勉強し始め、今ではスパイスを使わない日がない毎日。スパイスは使ってみると料理の幅を広げてくれるだけでなく、なんだか健康度も上がりました。そこでスパイスの健康効果や基本的な使い方、レシピなどご紹介しています。

「百里香」(100里先まで届く香り)という別名を持つくらいパワフルな風味を持つクローブは、インドネシアのがラムというサーファーに愛されるタバコに使われていて、甘く温かい香りです。カレーにはもちろん、肉料理やオレンジとも相性がとても良い。また、防腐作用があるのでピクルスに使われることもありますが控えめに使うのがコツ。

 

フトモモ科
原産地 インドネシア・モロッカ諸島、フィリピン
利用部位 蕾(つぼみ)
別名 和名:丁子(チョウジ)、丁香(チョウコウ)
用途 臭いけし、温かい香りづけ
相性の良いスパイス オールスパイス、シナモン、バニラ、ナツメグ、スターアニス、バジル、フェヌグリーク、ローリエ、黒コショウ
代替できるスパイス オールスパイス、ナツメグ、シナモン

 

香りの特徴はオイノゲール

バニラやシナモンのような温かで甘い香りで、もっとずっと強く濃厚な香りが特徴的。少し刺激もある香りで、とにかく強いです。

クローブの主な香り成分は、フェノール系香気成分のオイノゲール。オールスパイスなどもオイノゲールを多く含みますが、クローブが全スパイスの中で最も多くオイノゲールを含有します。

オイノゲールは、病院や歯医者を思い起こさせますが、これによってユーカリやミントのような香りとスモーキーな香りも同居します。

ネパール人夫ラム
ネパール人夫ラム
そのままかじると「ミンティア」のようなシャープな刺激があり、口に含んだままにしておくと口臭予防になります。

また、オイノゲールを多く含有することで、クローブは酸化防止や、防腐作用を持ち、健康効果もいろいろ持つんですよ。

 

クローブの形状

スパイスは熱帯常緑高木の花のつぼみを乾燥させたものです。よく見ると1.5cm位の釘のような形をしています。

ネズリー
ネズリー
「クローブ」という名前は、フランス語のClou(釘)という言葉に由来しています。

つぼみは次々と色を変えていき、最後、開花する直前に明るいピンク色になったところを摘み取り乾燥させます。

香子
香子
木からも香りが出ていて、茎はさらに刺激的な香りを持っているそうです。

 

健康効果

香りの主成分オイノゲールが多くの健康効果を持つと言われています。

漢方でも「丁子(チョウジ)」と呼ばれる生薬で、カラダを温めると言われています。

歯科の治療薬の中にはクローブから作られているものがあり「歯医者のスパイス」との別名も持ちます。殺菌作用や歯髄沈静作用があるので虫歯の穴に詰めて消炎を狙うときとか使われるそうです。

  • 抗菌作用
  • 抗酸化作用・抗炎症
  • 骨の健康に
  • 肝臓の健康に
  • カラダを温める
  • ガン治療への期待
  • 血糖値を下げるかも

詳しくはこちらご覧ください。

【クローブ効能8つ】性欲増進など驚くべき幅広い効能!ただしサプリや過剰摂取には要注意クローブは強く甘い刺激臭が特徴のインドネシア原産のスパイスで、「歯医者さんの匂い」に例えられるし、実際に歯科医療にも利用されています。そのくらい抗酸化作用が高く、成分のオイノゲールのおかげと考えられます。肝臓や骨の健康、さらには最近ではガンにも効果が期待されているスーパーフード。だからと言って過剰摂取しないよう気をつけて下さいね。...

 

クローブの基本的な使い方

3つのテクニック

強い刺激のクセのある香りなので、初めて使うときは次の3つが重大ポイントです。

初心者向けクローブ使いのコツ

  1. 少しずづ使うこと。
  2. 他のスパイスと合わせて使う。
    • 香りの近いオールスパイス、シナモンなど。
    • 甘い香りのバニラやスターアニスなど。
  3. 加熱して使う

 

自家製パウダーを作る

ホールをフライパンなどで、油を使わずに乾煎りしてから、すり鉢で擦ると自家製パウダーの出来上がりです。

使う直前に挽くのがおススメ。

香子
香子
そのままだと固いですが、乾煎りすると擦りやすくなります
ネパール人夫ラム
ネパール人夫ラム
ホール12本で小さじ1杯程度になりますよ。

 

料理をする油でテンパリングして香りを広げる

調理する油にスパイスを入れて香りを油に引き出すことをテンパリングと言います。クローブのホールは、テンパリングに使われます。

また、煮物で調理の始めに加えることで、料理全体に風味を行きわたらせることができます。

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クローブに向く簡単な使い方

肉の臭みけしに

クローブは肉のくさみ消しに効果的です。特にマトンやラム肉、鴨肉、牛肉など、コクのある肉料理に合います。

ネズリー
ネズリー
洋風の料理に限りません。豚の角煮に使うこともできます。

ホールはそのまま入れてもいいですが、肉や野菜に十字の切れ込みを入れて差し込んで使うことができます。

香子
香子
刺したまま盛り付けても豪華ですが、煮込まれた後のスパイスは出がらしですので、口に入れてしまわないようご注意を。

パウダーをひき肉料理でまんべんなく振りかけて練りこんで、ハンバーグなどに。餃子に入れてもいつもとちょっと違う風味になります。

 

初心者はドリンクから

クローブ初心者に最初におススメしたいのは紅茶やコーヒーなどホットドリンクに入れると、砂糖を入れずに甘みを増すことができます。

また牛乳とも合いますので、ここでおススメしたいのはチャイです。

シナモン、カルダモンとクローブを茶葉と一緒に(ティーバッグでも)に煮だして、牛乳を入れます。簡単に作れるのでホームメイド、おすすめします

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オレンジとはゴールデンコンビ

オレンジなどにホールのグローブを刺して作るクリスマスの季節のオーナメント「フルーツポマンダー」が有名なように、クローブとオレンジなど柑橘系の組み合わせはゴールデンコンビです。

オレンジのコンポートやジャムを作る加熱時に、ホールを入れてみてください。甘みを引き出す香りが追加されておいしさひとしおです!

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フルーツやスイーツを濃厚に

オレンジやミカンを使ったレシピに関わらず、クローブの持つ甘い香りはお菓子などの香りづけにも使うことができます。また、オレンジ以外のフルーツとも相性はよく、桃やリンゴ、洋ナシ作るコンポートに使っても、濃厚さを追加してくれます。

またパウンドケーキなどにブランデーやラムと一緒にクローブも使うと、一気におしゃれな風味がでます。

 

ホット赤ワインの香りづけに

クローブに関わらず、香りの精油成分はアルコールに溶けやすいです。ここでは赤ワインをおススメします。

クローブの濃厚な香りは、濃厚な赤ワインと合うんです。

ホットワインカクテルに使ってみましょう!ホールのクローブをオレンジのスライスに刺して赤ワインといっしょに弱火で煮ます。

 

あとがき

熱帯多雨地域が原産のクローブ。成長には20年もかかり、その後50年実り続けるというエネルギーを感じる常緑樹です。

上記ではご紹介していませんが、スパイスカレーに入れてもコクを出してくれます。少しずつ使うところから始めて、どんどん活用範囲を広げることができるスパイスですのでお試しください!

それでは、また!